レーストラックでの栄光から年月が経った現在、F2004はモデラーやミニカーコレクターの間で不朽の名作として愛され続けています。精巧なスケールモデルや組み立てキットは、かつての黄金期を手元に再現するための格好のアイテムです。
完成品ミニカーの世界では、マテル(ホットウィール)のエリートシリーズやミニチャンプス製が有名です。1/18や1/43スケールで展開され、シューマッハ仕様のマルボロロゴ(タバコデカールカスタム)が施された個体は、中古市場やオークションでも高値で取引されています。
一方、プラモデル愛好家から絶賛されているのが「タミヤ 1/20 フェラーリ F2004」です。タミヤならではの極めて精緻なパーツ精度により、Tipo 053エンジンのディテールやリアサスペンションの複雑な取り回し、特徴的なチムニーダクトやシャークフィン形状が見事に再現されています。接着剤と塗料を用いて自らの手で組み上げる達成感は別格と言えるでしょう。
また、刊行当時大きな話題を呼んだのが「デアゴスティーニ F2004」(週刊フェラーリF2004ラジコンカー)です。全100号に及ぶ分冊百科形式で、京商とのコラボレーションによる1/8スケール大型エンジンラジコンカーを組み立てるプロジェクトでした。現在でも未組み立ての全巻セットやパーツ単体がコレクターズアイテムとして流通しています。
【プロの結論】模型・グッズ選び:おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
コレクターズアイテムとしてF2004を生活に取り入れたい方に向けて、編集部独自の判断基準を整理しました。
【タミヤ製1/20プラモデルが向いている人】
工作やエアブラシ塗装のスキルがあり、エンジンの補機類やカーボンパターンの再現など、ディテールアップをじっくり楽しみたい方。タミヤの金型精度は極めて高く、完成時のプロポーションは決定版と評されています。
【完成品ミニカー(1/18・1/43)が向いている人】
製作の手間をかけず、書斎やリビングのショーケースに美しくディスプレイしたい方。特に1/18スケールは存在感があり、精密な塗装仕上げをすぐに堪能できます。
【デアゴスティーニ等の大型RCが向いている人・注意が必要な人】
1/8スケールという圧倒的なサイズ感を所有したい方に向いている一方、2ストロークエンジンの調整・メンテナンスや走行場所の確保が必要です。未組み立て中古品を購入する場合は、全パーツの欠品がないかを厳密に確認することが不可欠となります。