天皇誕生日が2月23日になった本当の理由と2026年最新祝日事情

天皇誕生日が2月23日になった本当の理由と2026年最新祝日事情

天皇誕生日が2月23日になった本当の理由と2026年最新祝日事情にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

天皇誕生日が2月23日へ移行した最大の理由は、今上天皇(徳仁さま)が1960年(昭和35年)2月23日にお生まれになったことに直結しています。日本の「国民の祝日に関する法律(祝日法)」第2条では、天皇誕生日を「天皇の誕生日を祝う」日と明確に規定しており、在位中の天皇のご生誕日に合わせて祝日の日付そのものを改める仕組みが採られているためです。

近代以降の日本の法制度において、天皇の誕生日はかつて「天長節(てんちょうせつ)」と呼ばれていました。戦後の1948年(昭和23年)に祝日法が制定された際、国民主権の理念に基づき「国民の祝日」として再編され、当時の昭和天皇の誕生日である4月29日が「天皇誕生日」と定められました。その後、1989年の平成改元に伴い上皇さま(明仁さま)の誕生日である12月23日へと改正され、さらに2019年の令和改元によって現在の2月23日へと受け継がれました。

ここで注目すべきは、2019年(平成31年/令和元年)における祝日法改正の経緯です。憲政史上約200年ぶりとなった天皇陛下の「ご退位」を実現するため、2017年6月に「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」が成立しました。これに伴い祝日法も同時に一部改正され、皇太子徳仁親王殿下が即位された2019年5月1日をもって、天皇誕生日は12月23日から2月23日へと正式に切り替わりました。

この法改正により、2019年は1948年の祝日法施行以来初めて「年内に天皇誕生日が一度も存在しない年」という歴史的特例が生まれました。4月30日に上皇さまが退位されたため同年12月23日は祝日にならず、すでに2月23日は退位前(皇太子誕生日)であったため祝日には該当しなかったという、改元期ならではの珍しい現象でした。

山下 哲也
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山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。