日高竜太のルーツは宮崎県にあります。学生時代はスポーツに打ち込み、高校時代は野球部に所属するなど、幼少期から卓越した運動神経を発揮していました。地元のEXPG STUDIO MIYAZAKIでダンスとボーカルのレッスンをスタートさせた彼ですが、プロへの道のりは決して平坦なものではありませんでした。
転機となったのは、2013年から2014年にかけて開催された「VOCAL BATTLE AUDITION 4(VBA4)」。THE RAMPAGEのボーカルを選出するこのオーディションに挑戦したものの、合宿審査を前に悔し涙を呑むことになります。しかし、この挫折が彼の闘志に火をつけました。高校卒業後に故郷の宮崎を離れて単身上京。EXPG東京校の特待生として腕を磨く傍ら、生計を立てるためにアルバイトを掛け持ちしながら自主練習を重ねるという過酷な下積み生活を数年間にわたって送りました。
この苦しい時期を支えたのが、実家の家族と兄の存在です。兄弟仲の良さはファンの間でも知られており、地元に帰省した際には家族への感謝を公言して憚りません。孤独な東京生活の中で「何としてでも夢を掴み、家族に恩返しをする」という強い信念が、日高竜太を突き動かしていました。
そして迎えた2017年、「VOCAL BATTLE AUDITION 5(VBA5)〜夢を持った若者達へ〜」。約3万人の応募者の中から、日高竜太は見事にボーカル部門のファイナリスト8人に選出されます。最終的にFANTASTICSのボーカル枠には選出されなかったものの、審査員を務めたEXILE HIROをはじめとする制作陣は、彼の卓越した歌唱表現力とステージ映えする人間性に強い可能性を見出しました。
同時期に世界水準の育成を目指す「PROJECT TARO」から帰国した深堀未来、奥田力也、砂田将宏らと、VBA5ファイナリスト組が合流。2018年、7人全員がマイクを持ちパフォーマンスを行う革新的グループ「BALLISTIK BOYZ」が結成されるに至りました。挫折を糧に上京し、泥臭く這い上がった彼の経歴は、グループの「雑草魂」を象徴する核となっています。