雑誌を3D化した男、小沢宏の挑戦|デッドストックを「Live Stock」へ変えるファッションの再生美学
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2003年、小沢は大きな舵を切る。自身のメンズファッションブランド「Numero Uno(ヌメロ・ウーノ)」の立ち上げである。
スタイリストが服を作る。今でこそ珍しくない試みだが、当時はまだ画期的だった。服を最も近くで見続け、着こなしの限界を知り尽くした男が作るプロダクト。それは、細部のディテールにまで徹底的なこだわりが宿る「洗練された日常着」だった。
服のディテールと「新定番」を追い求める視点
流行は去る。スタンダードは残る。小沢が目指したのは、一時のトレンドに消費されない「新定番」の創出だった。ジャケットの仕立て、シャツの襟の角度、パンツの裾幅。数ミリの誤差にこだわり抜き、クラシックでありながら現代的な街並みに溶け込む服を世に送り出した。