日本のシステムバス市場で大半のシェアを占めるTOTOとLIXIL(旧INAX)では、細部のギミックやロック機構にメーカー独自の設計思想が反映されています。
TOTOお風呂排水トラップの外し方では、人気シリーズの「サザナ」や「シンラ」に搭載されている「らくポイヘアキャッチャー」周辺の構造を把握する必要があります。目皿フタを開けるとヘアキャッチャーがあり、その直下に封水筒が設置されています。封水筒のツマミを反時計回りに回してロックを解除しますが、浴槽の残り湯を流す排水ガイドと一体化しているモデルでは、ガイドピースを先に外さないと封水筒がロックされたままになる仕様が存在します。取扱説明書の図解通り、パーツを外す順番を遵守することが破損を防ぐ鉄則です。
対するLIXIL浴室排水溝トラップの掃除手順においては、「くるりんポイ排水口」の機構を理解することが肝心です。浴槽からの排水を利用して渦を起こす特殊な整流ブロックが組み込まれているため、ヘアキャッチャー、整流ブロック、インナーピース、封水筒の順に多層構造を1つずつ分解していく工程をとります。LIXIL製は樹脂パーツ同士の噛み合わせがタイトに設計されている傾向があり、砂粒や髪の毛が隙間に挟まっていると回らなくなるため、隙間にシャワーを当てて異物を洗い流しながら回すのがスムーズに分解するポイントです。