この長大な日本列島を実際に移動する場合、どれほどの時間がかかるのでしょうか。陸路の要である新幹線網をフル活用したルートを見てみましょう。
現在、新幹線で結ばれている最北端「新函館北斗」から最南端「鹿児島中央」までを乗り継ぐ場合、日本縦断 新幹線 所要時間は約10時間30分〜11時間です。新函館北斗から東北新幹線『はやぶさ』で東京へ向かい(約3時間57分)、東海道・山陽新幹線『のぞみ』と九州新幹線『みずほ』を乗り継ぐことで、同日中の縦断移動が可能になっています。2026年現在も整備新幹線の延伸計画が進む中、この鉄路による列島縦断は日本の高い輸送インフラ力を象徴しています。
一方で、領土としての真の「端から端」を目指す旅程路程は過酷を極めます。北海道の最北端・稚内(宗谷岬)から沖縄県の最西端・与那国島まで公共交通機関(特急・飛行機・フェリー)を乗り継いだ場合、乗り継ぎ待ちや便数を考慮すると実質2日〜3日の行程を要します。気候帯も冷帯湿潤気候の北海道から亜熱帯の沖縄まで激変し、1本の国の中で流氷とサンゴ礁が共存する地理的ダイナミズムを肌で感じることになります。