この地に足を踏み入れると、まず驚かされるのが他の都立公園では見られない樹種の多様性とスケール感だ。ここはかつて農林省林業試験場として使われており、現在の「国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所」の前身にあたる場所である。
明治期から大正期にかけて日本の近代造園・林学の基礎を築いた巨星・白澤保美博士らによって世界各地や日本全国から集められた珍しい樹木が、現在もそのままの形で生い繁っている。学術的価値が極めて高い樹齢100年を超える大木が立ち並ぶ光景は、単なる緑地というよりも「生きた樹木博物館」と呼ぶにふさわしい。