このムーブメントの背景には、デジタル空間と現実世界の急速な融合がある。VTuberやVRアバターとしてオンライン上で「可愛いキャラクター」を演じることに慣れ親しんだデジタルネイティブたちにとって、現実世界で可愛い着ぐるみを身にまとく行為は、ごく自然な身体拡張の一環だ。
AR(拡張現実)グラスをかけると、着ぐるみの耳や尾が周囲の人の画面上で光り輝いたり、感情に応じて表情のグラフィックが変化したりする拡張機能も登場している。自分好みのキャラクターになりきって街を歩く体験は、現実世界における「リアルアバター」としての新しい個性の主張手段なのだ。