自己愛性人格障害と話が通じない理由|論点ズラシの心理と撃退法

自己愛性人格障害と話が通じない理由|論点ズラシの心理と撃退法

自己愛性人格障害と話が通じない理由|論点ズラシの心理と撃退法の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。

SNSや知恵袋、ハラスメント被害者の自助グループに集まる悲痛な告白を分析すると、彼らの攻撃対象になりやすい人物像には明白な共通点が存在する。それは「仕事ができない人」や「気が弱い人」ではない。むしろ「責任感が強く、共感力が高く、誠実な人」ほど標的にされやすいという皮肉な現実だ。

被害者の手記には、次のような生々しい証言が数多く刻まれている。

「会議で不備を指摘した瞬間、突然机を叩いて『お前はいつも私を侮辱している』と怒鳴られた。周囲も凍りつき、なぜか私が謝る流れに持ち込まれた」(30代・メーカー勤務男性)
「『言った・言わない』の堂々巡りで、過去のLINEの履歴を見せても『そんな文面を送らせたお前が異常だ』と論点をすり替えられ、頭がおかしくなりそうだった」(20代・元交際相手の手記)

自己愛性人格障害の人は、自分の責任を引き受けてくれそうな「真面目で優しい人」を嗅ぎ分ける能力に長けている。ターゲットが「何か自分にも至らない点があったのではないか」と内省を始めると、そこにつけ込み、罪悪感を植え付けて支配下に置く。相手のエネルギーや良心を吸い尽くすことで、自らの肥大化した自己愛を維持する燃料にしているのだ。

中川 明日香
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中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。