SNSや相談コミュニティに寄せられる「購入履歴が消えた」という投稿を精査すると、単なる操作ミスにとどまらない、現代のデジタルプラットフォーム特有の構造的問題が浮かび上がってきます。
とりわけ目立つのが、「定期おトク便」や「予約商品」の階層分離です。一般的な即納商品と同じ一覧画面に表示されないプラットフォームがあり、「注文がキャンセルされた」と誤認するユーザーが後を絶ちません。マイページ内のタブを切り替えることで初めて把握できる構造は、直感的なUIとは言い難い側面があります。
また、注文履歴のCSVダウンロードを巡る不満も根強く存在します。電子帳簿保存法の厳格化に伴い、個人事業主やフリーランスが経費精算のために一括データを必要とするケースが増加していますが、一般個人向けアカウントではCSV出力を提供していないサービスが主流です。結果として、ブラウザの拡張機能やスクレイピングツールに頼らざるを得ず、セキュリティ上のリスクを抱えるユーザーの姿が浮き彫りになっています。