連載完結時、X(旧Twitter)や5ちゃんねる、大手レビューサイトでは膨大な数の感想が投稿されました。読者の反応を丹念に検証すると、評価は大きく分けて2つの潮流に分かれています。
肯定派の意見として目立ったのは、「少年漫画として奇麗にまとまった」「初期の3人の掛け合いが戻ってきて涙が出た」という安堵と称賛の声です。特に、渋谷事変以降の過酷なデスゲーム展開から解放され、虎杖たちが軽口を叩き合いながら任務に向かう姿に、長期連載を共にした読者は深い感慨を覚えました。
その一方で、「残された謎が多すぎる」「アメリカ軍の介入や天元の結界のその後をもっと詳しく描いてほしかった」という設定面での物足りなさを指摘する声も存在します。主要キャラクターの安否が戦闘後に足早に処理された点や、京都校メンバーの進路描写が少なかったことに対する不満など、緻密な世界観を愛するファンならではの厳しい視線も向けられました。
こうした賛否両論の渦潮そのものが、本作がどれだけ熱狂的に読まれていたかの証左であり、読者一人ひとりが異なる「納得の着地点」を模索し続けた証拠といえます。