疑惑が浮上した際の枕営業画像のネットの反応を観察すると、そこには集団心理が引き起こす危険なモラルハザードが見て取れます。SNSやネット掲示板(5ちゃんねる等)では、「画像が出た=事実である」と短絡的に結論づけ、真偽不明の情報をリポストや引用で拡散する動きが後を絶ちません。
特に問題視されるのが、過度な詮索と「私刑(ネットリンチ)」の横行です。暴露系アカウントが不鮮明な画像を投稿すると、ユーザーは背景に写り込んだ調度品、壁紙の模様、反射した影などを特定しようと狂奔します。この過程で、全く無関係な第三者のタレントが「特定された相手」として名指しされ、回復不能な名誉毀損被害に巻き込まれるケースが頻発しています。
加えて、勇気を持って被害を打ち明けた告発者に対しても、「証拠画像を出せないなら嘘だ」「売名行為ではないか」「自分から営業したくせに被害者ぶるな」といった心ない誹謗中傷が浴びせられます。密室で行われる行為である以上、被害者が決定的な写真を所持していること自体が極めて稀であるにもかかわらず、ネット社会はセンセーショナルな視覚的証拠を過剰に要求し、結果として被害者を二重に追い詰めるセカンドレイプを引き起こしているのです。