なぜ江角マキコ氏の側近が、長嶋一茂氏の自宅を狙い撃ちにしたのか。その根本的な引き金となったのが、名門・青山学院初等部におけるママ友トラブルでした。両者の家庭はともに子どもを同校に通わせており、保護者同士としての接点を持っていました。
導火線となったのは、事件がスクープされる直前の2014年7月末、江角氏が自身の公式ブログに投稿した告白記事です。江角氏は「もう4年前のことになりますが」と前置きした上で、ママ友グループから無視されたり、根も葉もない噂を流されたりする「ママ友いじめ」に遭っていたと赤裸々に吐露しました。お弁当を作って遠足に行っても一人きりにされたといった悲痛な訴えは、当初多くの読者から同情を集めました。
しかし、このブログ投稿が名門校の保護者コミュニティに決定的な亀裂を生じさせます。週刊誌の徹底取材により、江角氏を孤立させたグループの中心人物として、長嶋一茂氏の妻・仁子(ひとこ)さんをはじめとするセレブママたちの存在が報じられたのです。保護者関係者の証言によると、学校行事への関わり方やPTAの運営方針、さらには芸能人特有の目立ち方などを巡り、規律と伝統を重んじる保護者層と江角氏との間に深刻な価値観の衝突が生じていたとされています。
孤立感を深めた江角氏が、当時のマネージャーに対して日頃の鬱憤や恨み言を漏らしていたことが、後の凶行へと直結していくことになります。