櫻井翔の報道人生において、2026年の熱愛スクープとは全く性質の異なる緊張感をもたらしたのが、2026年5月28日配信の『週刊文春』による取材現場トラブルの報道でした。
事の発端は、2026年5月19日に日本テレビ系『news zero』で放送された、台湾の頼清徳(ライ・セイトク)総統への単独初インタビューです。総統就任1周年に合わせたこの特別取材は、現役のトップアイドルでありながら20年近く報道に携わってきた櫻井だからこそ実現した異例の企画でした。
しかし、文春が報じたのはその華々しい成果の裏側で起きていた緊迫した出来事でした。現地の記者会見に同席した櫻井に対し、台湾の一部現地記者やメディア関係者が彼の容姿を揶揄したり、ネットスラングを含む過激な言葉(「天ぷら野郎」などの誹謗表現)で攻撃したりする騒動が勃発したのです。背景には、デリケートな中台関係や台湾有事をめぐる緊張状態の中で、日本の芸能人が政治のトップに切り込むことに対する現地メディア側の反発や警戒心がありました。
当時の放送関係者はこう振り返ります。「櫻井さんは番組の看板として、事前に綿密な勉強会を重ね、通訳を介した質疑でも一切の妥協を許さずに挑んでいました。しかし、国際政治の最前線はエンタメの常識が通用しない世界です。文春が報じた現地での摩擦は、彼がタレントキャスターという甘えを捨て、本気でジャーナリズムの最深部に足を踏み入れたからこそ直面した摩擦熱だったと言えます」。