SNSや大手受験生掲示板(5ちゃんねる国試スレ、オープンチャットなど)で受験期直前期に毎年散見されるのが、「ゴロ合わせの言葉自体は覚えているのに、実際の国試問題で解けない」という悲鳴です。
「『エイズの猿が…』と唱えられるのに、選択肢に『クリミア・コンゴ出血熱』や『バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌(VRSA)』が出てきた瞬間に思考停止した」「感染症法の類別(1類〜5類)と新興・再興がごちゃ混ぜになり、パニックになった」という受験生の手記や投稿は少なくありません。
予備校関係者の分析によると、国試不合格ラインに沈む受験生には共通した「語頭暗記の弊害」が存在します。例えば「エボラの『エ』」だけで覚えていると、選択肢に「A型肝炎」「E型肝炎」「エボラ」が並んだ瞬間に識別不能となります。ちなみにE型肝炎は新興感染症に分類されますが、A型肝炎は従来から存在する感染症です。語頭の1文字だけでなく、正確な疾患のフルネームとセットで頭に焼き付けるトレーニングを怠ってはなりません。