藤原紀香の結婚歴を語る上で避けて通れないのが、お笑い芸人・陣内智則との最初の結婚です。ふたりは2006年のドラマ共演をきっかけに交際へ発展し、2007年4月に生田神社で挙式。披露宴では陣内がコブクロの楽曲「永遠にともに」をピアノで生演奏・弾き語りする姿が全国中継され、最高視聴率40%を超える社会現象となりました。
当時、世界基準の美貌を誇る大女優と関西の若手ピン芸人のゴールインは「格差婚」と揶揄されながらも、一時は純愛の象徴として祝福されました。しかし、その結婚生活はわずか2年後の2009年3月に破綻を迎えることになります。
離婚に至った決定的な理由は、報道各社がスクープした陣内智則の複数女性との浮気問題でした。離婚発表直後、陣内は単独で謝罪会見を開き、「すべては自分の未熟さ、浮気が原因です。彼女を深く傷つけてしまった」と全面的な非を認めて頭を下げました。
しかし、離婚の深層には単なる浮気だけでなく、東京と大阪を行き来するすれ違い生活、そして「藤原紀香の夫」という肩書きが陣内に与え続けた過度なプレッシャーや自尊心の摩擦など、精神的なパワーバランスの崩壊が重層的に絡み合っていたことが、その後の関係者の証言からも浮き彫りになっています。