ネット掲示板などで定期的に浮上するのが、「探偵ナイトスクープのオナラ実験で火が肛門に引火し、大火傷を負って打ち切り寸前になった」というセンセーショナルな噂です。検索候補にも「放送事故の真相」といった不穏な文言が並ぶことがありますが、この言説は明らかな都市伝説であり、デマです。
腸内ガスに含まれるメタンや水素は可燃性であるため、確かに裸火を至近距離に近づける行為には引火の危険が伴います。しかし、朝日放送テレビの番組制作班は当時から安全管理を厳格に行っており、専門家の指導や消火設備の準備、一定の距離を保つ構造器具の製作など、入念なリスクヘッジを施した上で撮影を行っていました。
噂が独り歩きした背景には、以下の要因が複合的に絡み合っています。
- 海外の過激動画(素人がライターの火をお尻に近づけて引火させるスタント)との混同
- 実験中にガス圧ではなく勢い余って別のものが出そうになったという「バラエティ的なハプニング」の誇張
- 深夜帯ならではのアナーキーな番組イメージがネットミームとして増幅されたこと
番組内で起きた最大のハプニングは、危険な事故ではなく「あまりの臭気に探偵とカメラマンが耐えきれず部屋から逃げ出した」という、極めて平和的かつリアルなリアクションでした。