シャワーの水圧を上げる裏ワザ!賃貸でも劇的改善できる原因別対策

シャワーの水圧を上げる裏ワザ!賃貸でも劇的改善できる原因別対策

シャワーの水圧を上げる裏ワザ!賃貸でも劇的改善できる原因別対策の注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。

給水設備を取り巻く構造を紐解くと、自治体の水道本管から家庭の蛇口に届くまでの水圧は、おおむね0.15〜0.74MPaの範囲内に管理されています。水道工学や住宅設備機器メーカーの検証データにおいて、成人がストレスなく快適にシャンプーを洗い流せる標準的な基準値は0.2〜0.4MPaと定義されています。シャワーの勢いが物足りないと感じる場合、この基準値を下回っている可能性が極めて高いといえます。

では、なぜ蛇口の手前で水圧が落ちてしまうのでしょうか。シャワー水圧弱い理由を探ると、大きく分けて以下の4つの要因に集約されます。

第1に、マンションシャワー水圧低い原因と対策として挙げられる「給水方式と階層の壁」です。マンションなどの高層建築物では、屋上の高置水槽から重力で各戸へ水を落とす「高置水槽方式」や、ポンプで直接各戸へ圧送する「増圧直結方式」が採用されています。特に高置水槽方式の場合、最上階に近い部屋ほど水槽との高低差が稼げず、物理的な水圧が低くなる傾向にあります。

第2に、給湯器号数と水圧の関係です。水だけを出すと勢いがあるのに、お湯に切り替えた途端に水圧が弱くなる場合、給湯器の給湯能力(号数)がボトルネックになっています。一般家庭用給湯器には16号、20号、24号といったサイズ規格があり、これは「水温+25℃のお湯を1分間に何リットル出せるか」を表します。単身向けの16号給湯器で台所の洗い物と浴室のシャワーを同時に使った場合、供給能力の限界を超えて湯量が強制的に絞られます。

第3に、エコキュートシャワー水圧改善方法の議論でも頻出する「貯湯タンクの減圧構造」です。ガス給湯器が水道管の圧力をダイレクトに利用する直圧式であるのに対し、電気温水器や標準的なエコキュートは、タンクの破損を防ぐために減圧弁によって圧力を意図的に約0.17〜0.19MPa程度まで下げています。高圧給湯タイプ(約0.3MPa)以外の従来型エコキュートを使用している家庭では、構造的にシャワーが柔らかく感じられるのは避けられない構造上の宿命といえます。

第4に、浴室の混合水栓に備わっている止水栓の絞りすぎや、散水板内部の蓄積汚れによる物理的な流路閉塞です。これらは住宅全体の給水能力とは無関係に発生するため、個別のメンテナンスで即座に解決できます。

山田 真由
Author

山田 真由

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。