SNSやネット上の反応を定点観測すると、山瀬まみ・中上雅巳夫婦に対する一般生活者の視線は、この数年で劇的な変化を遂げています。
かつて昭和・平成の時代には「なぜ子供を産まないのか」「子供がいないと寂しいのではないか」といった外野からの余計なお節介や同情の声が少なからず存在しました。しかし、多様な生き方が受容されるようになった現在、世間の声は大きく様変わりしています。
X(旧Twitter)や女性向け掲示板では、「山瀬まみさんと中上雅巳さんみたいな夫婦関係が人生の究極の理想」「何歳になってもお互いを名前で呼び合って恋人同士でいられるのが羨ましい」「子供がいなくてもこんなに満ち足りた笑顔で歳を重ねられるなんて素敵」といった、羨望と共感のポストが圧倒的多数を占めています。
子育てを終えた世代からも、「親という役割に追われて夫婦の会話が消えてしまった自分たちと比べて、ふたりの絆の深さにハッとさせられる」という内省的な声が寄せられており、彼女たちの生き方は現代日本におけるパートナーシップの新たな希望として再評価されています。
【プロの結論】家族社会学から読み解く「子供を持たない豊かな人生」の条件
家族社会学の観点から見ると、山瀬まみと中上雅巳のパートナーシップは「個の確立と心理的バウンダリー(境界線)の完璧な両立」に成功した好例です。
子供を持たないDINKs生活が破綻するか、あるいは幸福に続くかを分ける決定的な境界線は、「配偶者に過度な依存(共依存)をしていないか」という点にあります。子供という共通のプロジェクトが存在しない分、夫婦ふたりだけの生活ではお互いの精神的成熟がシビアに問われます。
この生き方が適している人と、慎重になるべき人の判断基準は以下の通りです。
【向いている人の条件】
- 配偶者を「生活の道具」や「親」ではなく、一人の独立した人間・パートナーとして生涯尊敬し続けられる人
- 自分自身の仕事、趣味、世界観を確立しており、一人で過ごす時間にも充足感を見出せる人
- 周囲の世間体や「子供はまだか」という同調圧力に対して、夫婦で笑って受け流せる精神的タフさを持つ人
【慎重になるべき人の条件】
- 寂しさや自己肯定感の低さを埋めるために相手に執着し、精神的に寄りかかってしまう人
- 共通の話題や目的(子供の教育など)がないと、ふたりきりの沈黙や空間に耐えられない人
- 親族や社会の「一般的な家族像」と比較して、引け目や焦燥感を抱きやすい人
山瀬まみと中上雅巳の場合、お互いが表現者としてのプロフェッショナリズムを持ちながら、家庭内では無邪気に甘え合える安全基地を作っていました。自立しているからこそ、相手を心から愛おしく思える――これこそが、四半世紀を超えて熱愛関係が維持される社会学的・心理学的な根拠です。