フードビジネスおよび消費行動心理学の観点から分析すると、サイゼリヤのパスタに対して抱く感情は、利用者が「完成された濃厚なご馳走」を求めているか、「良質な素材をベースにした日常食」を求めているかによって180度分かれます。
サイゼリヤの本質は、「余計な添加物を排した本場イタリアの日常食を、誰もが手軽に食べられる価格で提供する」という理念にあります。したがって、店舗のテーブルに置かれたオリーブオイルや塩、粉チーズ、ブラックペッパーを用いて、自分好みの最終調味を行うことこそが、同社のシステムを最大限に楽しむための設計思想なのです。
▼ サイゼリヤのパスタで「満足できる人」の条件- 素材本来のあっさりした味付けやオリーブオイルの香りが好きな人
- ワンコイン以下という価格に対し、適切なコストパフォーマンスを評価できる人
- 粉チーズやオリーブオイルなど、卓上調味料を使ったセルフカスタムを楽しめる人
- ミラノ風ドリアやサラダ、スープなどと組み合わせてバランス良く食べたい人
- パスタ専門店のような、ニンニクや生クリームがガツンと効いた濃厚な一皿を求める人
- 具材が皿いっぱいに盛り付けられた豪快なボリューム感を期待している人
- 自分の手で調味を加えず、最初から完璧に計算された濃い味付けだけを好む人