レモンの木剪定で実がつかない原因は?失敗しない時期と切り方の背景について、最新情報を詳しくお届けします。
レモンの剪定技術は、主に「透かし剪定(間引き)」と「切り戻し剪定」の2種類に大別されます。木の状態や栽培環境に応じてこれらを的確に使い分けることが、収穫量アップへの最短ルートです。
成木(植え付け4年目以降)の基本となるのは「透かし剪定」です。枝が混み合っている部分を間引き、木の中心部まで日光が届くように空間を空けます。目安として、木の反対側が枝葉越しに透けて見える程度の密度に仕上げます。透かし剪定は花芽を余計に落とすリスクが低く、樹勢を落ち着かせる効果があります。
一方、「切り戻し剪定」は若木(1〜3年目)の骨格作りや、老化して伸びすぎた枝をリセットする際に用います。枝の途中で切ることで切断部直下の芽に強い力が加わり、元気な新梢を発生させることができます。
栽培スタイル・樹齢剪定方針・具体的な手法作業の目安・基準値編集部の着眼点・注意リスク鉢植え(ベランダ栽培)開心自然形またはあんどん仕立て。伸びすぎた枝をマメに切り戻し、樹高を1.0〜1.5m前後に抑える。目標着果数:1鉢あたり3〜5個(8〜10号鉢基準)根域が制限されるため、葉を落としすぎると一気に樹勢が衰退する。切りすぎに要注意。地植え(庭植え成木)主枝3本の開心自然形。内部の透かし剪定を主体とし、上部に伸びる強い立ち枝を抑制。目標着果数:1樹あたり30〜50個以上(樹齢5年以上)放任すると3mを超える大木になり収穫困難になる。主幹の芯を止めて横に張らせる。若木(植え付け1〜3年目)骨格形成を最優先。主枝候補を切り戻して分岐を促し、結実はさせずに木を太らせる。着果制限:1〜2年目は全摘果、3年目で1〜2個のみ幼木期に実をつけさせると成長がストップし、その後の収穫量が長期的に激減する。