メジャーリーグ発信で広まった捕手のフレーミング技術。ストライクゾーンの境界線をいかに審判にストライクと判定させるかという議論が過熱する中、古田の現役時代のキャッチング映像が再びSNSや分析班の間でバズを起こしている。
ミットをピタリと止め、ボールの勢いを吸収しながら捕球する無駄のない技術。そして、ポップタイム(捕球から二塁到達までの時間)1.8秒台を連発した強肩と正確無比な送球フォーム。どれをとっても現代のバイオメカニクス観点から「完璧」と称される動きを、彼は感覚と独自の工夫で完成させていた。現代の若手捕手たちがデータ測定器をつけてフォーム矯正に励む中、その理想形として古田のプレーが教材に選ばれ続けている事実は痛快ですらある。