事件後、ネット上や一部ゴシップメディアでは「清原は薬物によって家族から完全に見捨てられた」「親族と絶縁状態にある」といった心ない憶測が飛び交いました。しかし、実際の現場取材と事実関係を照らし合わせると、それらが根拠のないデマであったことが明確に浮かび上がります。
家族葬に込められた祈りと親交関係
2019年3月に岸和田市内の斎場で執り行われた弘子さんの葬儀・告別式は、近親者のみによる密葬(家族葬)の形式が取られました。執行猶予期間中であった清原氏は、喪主を務めた父・洋文さんを支え、長男や弟の幸治氏(元社会人野球選手)らとともに親族席に座り、終始うつむきながら涙を流し続けました。
当時、現場を取材したベテラン芸能記者によれば、祭壇の前で清原氏は母の棺にすがらんばかりの様子で手を合わせ、深々と頭を下げていたといいます。また、元プロ野球関係者や親交の深かった佐々木主浩氏らごく限られた支援者からも供花が寄せられ、孤立無援と騒ぎ立てたネットの風評とは全く異なる、温かく厳粛な別れの場となりました。
「ネットの噂」と客観的事実の検証
SNSやネット掲示板では時折、「事件のショックが認知症を進行させて母の命を縮めた」という論調が見受けられます。しかし、医療機関の専門データや当時の入所記録が示す通り、弘子さんのアルツハイマー型認知症は事件の数年前から進行しており、不可逆的な脳の器質的変化によるものでした。もちろん、息子の不祥事が家族に与えた精神的苦痛は計り知れませんが、家族は最後まで彼を切り捨てることなく、むしろ息子自身が立ち直る姿を母に見せることが最大の供養であるとして結束していたのが実態です。