さとう りさ 現代彫刻が紡ぐ対話と共創の軌跡
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新潟県十日町市と津南町にまたがる越後妻有地域は、世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭」の舞台として知られる。この地域にある越後妻有里山現代美術館で、さとう りさは「モネ船長と大雪原の航海」という展覧会に参加した。
この展覧会のタイトルは、詩的でありながらも冒険心をくすぐる。モネという名前からは印象派の巨匠クロード・モネを連想するが、実際には子どもの想像力と冒険をテーマにした展示だった。
さとう りさの作品は、雪深い越後妻有の風土と響き合う。彼女のソフト・スカルプチャーが持つ柔らかさと温かみは、厳しい自然環境の中で人々が育んできた生活文化と通じるものがある。
地域性とグローバル性の交差点
越後妻有での展示は、さとう りさの作品が持つ二つの側面を浮き彫りにした。一つは、ローカルな文脈に深く根ざす能力。もう一つは、国際的な現代美術の言語を用いて普遍的なテーマを語る能力だ。
この両立は容易ではない。多くの作家が、どちらか一方に偏る。しかし、さとう りさは東京芸術大学での学びと文化庁研修での海外体験を通じて、この二つを統合する視点を獲得した。