佐田岬はなはな祭り:5500発の花火と海の幸が彩る愛媛の春祭り
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伊方町は人口約8000人の小さな自治体だ。四国最西端の佐田岬半島に位置し、豊後水道を挟んで九州を望む。この地に2018年、観光交流拠点施設「佐田岬はなはな」が誕生した。道の駅としての機能を持ちながら、地域コミュニティの中心として設計された施設である。
「はなはな」という名前には意味がある。伊方の方言で「端々」を意味し、半島の先端という地理的特性を表現している。同時に、花が咲き誇る様子も連想させる。施設のオープンと同時に始まった祭りは、地域の魅力を発信する年に一度の機会として定着していった。
過疎化と高齢化。多くの地方都市が直面する課題を、伊方町も抱えている。だが、この祭りは単なる観光イベントではない。地元住民が主体となって企画・運営し、地域の絆を再確認する場として機能している。第9回を迎えた2026年も、その姿勢は変わらなかった。