大川家具の真髄に迫る:創業1961年「園田産業」が刻んだ木工技術と革新の軌跡
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昭和36年、日本の生活様式は劇的な変化の渦中にあった。畳の上で座卓を囲む生活から、フローリングやクッションフロアの上にテーブルと椅子を配置する洋式スタイルへの転換である。園田産業はこの激動の時代に誕生した。
創業初期の同社は、小規模な木工所としてスタートした。当時から大川地区には多数の家具業者がひしめき合い、熾烈な技術競争が繰り広げられていた。その中で園田産業が生き残るための鍵としたのが、高度な木材加工技術と確実な製品強度であった。
高度経済成長の波に乗り、大量生産体制を確立する企業が増える中、同社は安易な低価格化へは走らなかった。あくまでも構造の堅牢さと、木の質感を活かしたデザインにこだわり抜いた。その姿勢が、家具問屋やインテリアショップからの深い信頼を獲得する原動力となった。