梶原靖元と古唐津の真髄|土と窯に生きた陶芸家の軌跡と極意
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古唐津の技術的ルーツは朝鮮半島にある。その確信を得た梶原は、2002年から2003年にかけて韓国全土の古窯跡をめぐる泥臭いフィールドワークを開始した。足元に転がる陶片を手に取り、割れ目から覗く土の粒子、釉薬の溶け具合、焼き締まりの度合いを観察し続けた。現地で古唐津研究会を発足させ、研究者や地元の陶工たちと密な議論を交わした。
探求の旅は朝鮮半島にとどまらなかった。2009年には中国河南省にある汝窯(じょよう)青瓷の古窯跡を視察。東アジアにおける陶磁器窯の発展史を多角的に捉え直した。韓国での調査活動は2012年から2022年に至るまで10年以上にわたって精力的に継続され、その成果は彼の作陶技術へ直接還元されている。