首都圏都市再開発の隠れた要塞「神奈川秩父レミコン」その製造能力と品質管理の神髄
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神奈川秩父レミコンの背後には、日本のセメント業界を牽引する太平洋セメント株式会社と、建材流通のパイオニアである大同建材産業株式会社の存在がある。大株主である両社からの技術的サポートと高品質な原材料調達ルートは、製品の安定性を裏付ける強固な土台だ。
「QCマスター-Ⅱ」による全自動品質モニタリング
コンクリートの製造において、ヒューマンエラーの排除は絶対条件である。同社工場では、品質データ総合管理システム「QCマスター-Ⅱ」を導入。使用する骨材の表面水量、セメントの計量値、外気温や水温など、品質に直結するあらゆるパラメータを自動計測・記録している。データは改ざん不可能な形で保管され、トレーサビリティ(追跡可能性)が完全に確保される。
有資格者チームが支える厳格な圧縮強度テスト
システムの導入だけで品質が保てるわけではない。それを運用する「人」の技術力こそが要だ。神奈川秩父レミコンには、最高峰の専門資格である「コンクリート主任技士」が3名、さらに現場での品質管理を担う「コンクリート技士」が10名在籍している(従業員数約25~30名規模において非常に高い有資格者比率である)。
工場内試験室には高精度の圧縮試験機が設置され、材齢7日・28日の試供体(テストピース)破壊試験が絶え間なく行われている。指定された設計基準強度を確実にクリアしているかを自社内でダブルチェック・トリプルチェックする体制が徹底されている。同工場が保持するJIS適合性認証(認証番号:TC 03 07 012)は、こうした日々の地道な検査工程の積み重ねの上に成り立っている。