大阪・西成のシニア生活の実態と介護施設情報|安価な住居と手厚い福祉のリアル
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西成区のシニア層を語るうえで、歴史的背景を切り離すことはできない。1960年代から70年代にかけて、全国から集まった若き労働者たちがこの街に身を置き、建設現場や港湾で汗を流した。あれから半世紀。街とともに年を重ねた人々が、そのままシニア世代となり留まっている。
西成区の高齢化率は大阪市内でも極めて高い水準を維持している。単身で暮らす高齢男性の比率が高い点も、他の地域にはない特徴だ。家族を持たず、限られた年金や生活保護に頼って暮らす高齢者も少なくない。過酷な労働で傷んだ体を抱え、医療や介護の手を必要とする人は年々増加している。
一方で、この街には独自の「互助の精神」が息づく。隣人同士の声かけや、長年培われた独自のネットワークが、生活の安全網として機能しているのだ。