小西隆文の真実|白馬から世界へ挑むプロスノーボーダーの軌跡と雪山保護の挑戦
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小西隆文のスノーボードキャリアは、人工的なパークやハーフパイプの枠にとどまるものではなかった。若き日にゲレンデの整備された雪の上で磨いた圧倒的なボードコントロール能力。それを携えて彼が向かったのは、リフトの架かっていない手つかずの大自然、すなわちバックカントリーの世界だった。
整地されていない自然の山は裏切る。風が描いたシュカブラ(風紋)、隠れた岩、刻一刻と変化する雪質。瞬時の判断が生死を分ける環境下で、小西は独自のスタイルを構築していった。速度を落とさず、山全体の地形を一本のキャンバスとして見立てる滑走術。その存在感は瞬く間に日本のスノーボード界で際立つこととなった。