自身の宗派やお相手の宗派に合わせて本式数珠を用いる場合、宗派ごとに独自の作法が存在します。代表的な3つの宗派の持ち方を確認しておきましょう。
【浄土真宗(本願寺派・大谷派)】
浄土真宗の数珠は、珠を2重にして合掌した両手の間に挟むように掛け、房を左手側の外側(または自分側)に垂らすのが特徴です。また、数珠を擦り鳴らすことはせず、静かに合掌します。
【曹洞宗(禅宗)】
曹洞宗では、金属の丸環(まるかん)が通された本式数珠を用います。合掌時は数珠を2重にして左手に掛け、親指を立てて両手を合わせるか、両手の人差し指と親指の間に渡して親指で軽く挟みます。静寂を重んじる禅宗のため、音を立てずに厳かに持ちます。
【真言宗】
真言宗の本式数珠(振分数珠)は、長い1連の数珠を2重にし、両手の中指に掛けて手のひらの内側に数珠を挟み込み、そのまま両手を合わせます。その際、房は左右両方の手の甲側へ均等に垂らします。