ネット上のコミュニティやSNSで定期的に浮上するのが、「過去に脳梗塞を起こしたのではないか」「歩く際に足元がふらついている」という言説です。しかし、これらは医療的な見地および過去の確かな証言によって明確に否定されています。
まず、麻生太郎氏の脳梗塞の噂の真相についてですが、トレードマークとも言える「右下がりに歪んだ口元」は、脳血管障害の後遺症ではありません。麻生氏本人が過去の手記や親しい関係者に明かしている通り、これは少年時代の持病や噛み合わせの癖、あるいはクレー射撃選手時代に銃床(ストック)を頬に強く押し当て続けたことによる骨格的・筋肉的な特徴に由来するものです。若い頃の国会写真やオリンピック代表候補時代の記録映像を確認しても、口元の傾きは当時から一貫して見られます。
また、国会内を歩く際に見られる「歩行のふらつき」についても、事実誤認が含まれています。麻生氏は元来、胸を張って体を左右に揺らしながら大股で闊歩する独特のウォーキングスタイルを持っています。80代を迎え、加齢による脊椎や膝の自然な摩耗から歩幅が狭くなり、階段の上り下りで慎重な足取りを見せる場面はありますが、これを神経疾患や脳血管の異常と結びつけるのは医学的に根拠のない飛躍です。定例の健康診断を担当する医師団からも、脳血管に関する重大な所見は報告されていません。