すでに裏地なしコートを購入して寒さや着心地に悩んでいる方や、デザインが気に入って購入を迷っている方に向けて、デメリットを無力化するプロ直伝の対処法を紹介します。
- 薄型インナーダウン・ジレのレイヤード:真冬を乗り切る最も確実な方法は、インナーダウンの活用です。コートの内側にクルーネックやVネックの超薄型ダウン(または中綿ベスト)を1枚挟むだけで、弱点である「遮風性」が完全に補われ、極上の保温空間が生まれます。襟元から見えないノーカラータイプを選べば、コートの美しいVラインを邪魔しません。
- インナースリップ・すべりの良いトップスの選択:袖通しの悪さを解消するには、滑らかな質感のハイゲージニット(メリノウールやシルク混)を選ぶか、袖付きのペチコート・機能性インナーを中に着用するのが効果的です。また、着用前にコートの内側とインナーの擦れる部分へ静電気防止スプレーを吹きかけておくことで、摩擦ダメージとまとわりつきを劇的に軽減できます。
- お直し専門店での裏地後付けという選択肢:「デザインは最高なのにどうしても寒くて着られない」という場合、洋服のお直し専門店に依頼して裏地を後から縫製してもらう(後付けする)カスタムも可能です。ただし、袖裏のみで約15,000円〜25,000円、身頃を含む総裏地で約30,000円〜50,000円前後の工賃が発生するのが相場です。リバーコート特有の軽さや風合いが損なわれるリスクもあるため、まずはインナーでの調整を優先するのが現実的です。