民放キー局の番組編成担当者が異口同音に語るのは、「教養と美しさを兼ね備えたキャスティングは、世帯視聴率とコア視聴率の双方を安定して牽引できる稀有なカード」という事実です。なかでも『Qさま!!』の螺旋階段を制してきた面々や、『東大王』の壇上で神がかり的な閃きを見せた出演者たちの系譜は、日本のエンターテインメント界における知性派の変遷そのものを映し出しています。
草分け的存在にして今なお頂点に君臨するのが宮崎美子です。熊本大学法文学部(現・法学部)在学中にデビューし、元祖インテリ美女として一世を風靡した彼女は、60代を迎えた今もなお『Qさま!!』などで驚異的な漢字力と歴史知識を披露し続けています。単なるクイズ好きの枠を超え、日本漢字能力検定1級を所持するその学問的探求心は、テレビ業界の制作スタッフからも「問題作成の基準点」として別格のリスペクトを集めています。
一方、同世代の実力派としてクイズ番組を支えるのが、青山学院大学文学部出身の名取裕子や、桐朋学園大学短期大学部演劇専攻を卒業した高畑淳子らです。彼女たちはサスペンスドラマや重厚な舞台で培った圧倒的な読解力と集中力をスタジオに持ち込み、難解な文学問題や地理問題を瞬時に処理していきます。「現場で台本を深く読み込んできた経験が、問題文の文脈を先読みする力に直結している」と大手制作会社のプロデューサーが明かす通り、本業の演技力とクイズの解答スピードが見事な相乗効果を生み出しています。
そして新世代の筆頭として知性派の勢力図を塗り替えたのが、元日向坂46のメンバーで現在は本格派女優・タレントとして躍進する影山優佳です。筑波大学附属高等学校という国内屈指の進学校を卒業し、人口上位2%の知能指数(IQ)を持つ者のみが入会を許される「MENSA」の会員であることも公表されています。『東大王』や特番のクイズバトルにおいて、持ち前の超人的な記憶力と情報処理速度を発揮する姿は、視聴者に強烈なインパクトを残しました。舞台や映像作品でのシリアスな演技と、クイズで見せる知的獰猛さのギャップが、彼女のブランドを唯一無二のものに押し上げています。