King Gnuの大ヒット曲『白日』の音域は一体どれほど広いのか?最高音・最低音の詳細や難易度が高い決定的な理由、綺麗に出す歌い方のコツまで気になるポイントを掘り下げていくと、一般的なJ-POPの常識を覆す驚くべき数値が浮き彫りになります。
音響解析およびカラオケ配信大手の公式採点データによると、本作全体の音域はmid1A#(ラ#2 / Bb2)からhiF#(ファ#5 / F#5)まで達します。鍵盤で換算すると実に32鍵分、2オクターブと短6度に及ぶ広大さです。一般的な男性向けJ-POPの平均音域が1オクターブ半程度(mid1C〜mid2G前後)であることを踏まえると、常軌を逸した声域幅であることが分かります。
楽曲の進行に伴う音域の推移も極めてドラマチックです。楽曲冒頭、静寂の中で井口理が歌い出す「時には誰かを〜」の導入部は繊細な弱音ファルセットで始まりますが、1番のAメロで常田大希のパートに切り替わった瞬間、音程は男性の低音限界に近いmid1A#まで急降下します。そしてサビやラストの大サビでは、井口の突き抜ける裏声最高音hiF#が幾度となく炸裂し、リスナーの聴覚を揺さぶります。