多くの家庭で混同されがちなのが、「九州電力」と「九州電気保安協会」の関係性です。両者は完全に独立した別の組織でありながら、地域の電力インフラの安全を維持するために緊密な協力関係にあります。
一般財団法人九州電気保安協会は、1966年1月17日に設立され、2011年4月1日に一般財団法人へ移行した歴史ある保安管理機関です。本部は福岡県福岡市博多区東比恵3丁目19番26号の「QDHビル」に構え、福岡・北九州・佐賀・長崎・大分・熊本・宮崎・鹿児島の九州7県全域に支部および事業所ネットワークを展開しています。耳に残るメロディでおなじみの「九州電気保安協会〜♪」というCMソングや、暮らしの電気情報を発信する公式特設サイト「でんきLIFE」などを通じて地域住民への周知を続けてきました。
電力自由化以降の業界構造において、発電・送配電・小売が分離された現在、各主体の役割分担は以下の表のように明確に区別されています。
このように、九州電気保安協会は独立した中立機関として技術基準への適合調査を専門に担っており、電気機器の押し売りや不当な工事契約を結ばせることは業務規定上、厳格に禁じられています。