箕面観光の醍醐味は、目的地である大滝そのものだけにとどまりません。箕面駅から大滝まで続く約2.7kmの渓流沿いの遊歩道、いわゆる箕面公園滝道ライトアップの道中には、夜ならではの幻想的な景観が凝縮されています。
滝道に入ってすぐの場所では、古い数奇屋造りの建築や川床(かわゆか)の遺構を活かしたモダンなカフェが温かな灯りを放ちます。そこから15分ほど進むと現れるのが、日本四大弁財天の一つに数えられる名刹「瀧安寺」です。朱色の「観音橋」と瑞雲橋が美しく照らし出され、渓流の水面に反射する光景は、大滝と双璧をなす圧巻の撮影スポットとして知られています。さらに進むと、かつて巨岩の険しさから唐の貴人が引き返したという伝説が残る「唐人戻岩(とうじんもどりいわ)」が闇の中に威圧的な陰影を浮かび上がらせ、歴史のロマンを肌で感じることができます。
道中の散策に彩りを添えるのが、箕面の滝ライトアップ屋台出店や地元の名物グルメ事情です。一般的な縁日のような露店が密集するスタイルとは異なり、箕面の滝道では沿道に建ち並ぶ創業数十年の老舗店舗が店先にワゴンを出し、看板銘菓の「もみじの天ぷら」の実演販売を行います。1年間にわたり塩漬けにされた食用もみじの葉に、上白糖と白ごまを加えた秘伝の衣を絡めて丁寧に揚げる芳醇な香りは、肌寒い夜の滝道に心地よく漂います。
注意点として、これら沿道の店舗や箕面大滝ライトアップ見どころ詳細まとめに含まれる売店群は、20:00〜20:30頃には順次シャッターを下ろし始めるという事実です。深夜まで営業を続ける繁華街の屋台街とは性質が異なるため、温かいゆずうどんや焼き栗、地ビール(箕面ビール)などの飲食を楽しみたい場合は、日没前後の17時〜19時の間に立ち寄っておくのが賢明な立ち回りです。