楽曲の幕開けを飾るあの印象的なリフは、リスナーを一瞬で1999年の冬へと引き戻す魔力を持っています。バラ色の日々 イントロ コードは単なる和音のジャカジャカ弾きではなく、高音弦の開放感を活かした緻密なボイシングで構成されています。
バラ色の日々 TAB譜を確認すると分かる通り、イントロのリードギターはEMMA(菊地英昭)氏による特徴的なアルペジオとチョーキングが支配しています。一方、吉井和哉氏が担うサイドギターは、Dのオープンコードを基点としながら、中指や小指で1弦2フレット・3フレットを交互に押さえ分ける「D - Dsus4」的な装飾音をリズミカルに刻んでいます。
吉井和哉 ギター 弾き方の最大のポイントは、手首のスナップを柔らかく保ちつつ、ピッキングの打点をブリッジ寄りからフロントピックアップ寄りへと激しくスライドさせ、歌の感情に合わせて音色を変色させる技術にあります。自著や当時の音楽専門誌のロングインタビューにおいて、吉井氏は「テクニックを見せるためのギターではなく、叫び声を増幅するためのメガホンとしてギターをかき鳴らす」と語っています。ピックを弦に深く当てすぎず、振り抜くスピードで音圧を稼ぐ意識を持つだけで、プロ特有のドライブ感が立ち現れます。