現場の条件や用途によって、選定すべきハンドホールの規格サイズや材質は大きく変わります。標準的な内寸サイズは、小規模な分岐用の300mm角・450mm角から、幹線接続で用いられる600mm角、900mm角、長方形の600×900mm、1000×1200mmクラスまで幅広くラインナップされています。
近年は素材の進化が著しく、現場の施工性に合わせて最適な材質を選ぶケースが増加しています。
従来から主流のプレキャストコンクリート製は、高い強度とコストパフォーマンスを誇る反面、重量が重く重機による据え付けが必須となります。これに対して、高分子樹脂を結合材としたレジンコンクリート製ハンドホールは、普通コンクリートの約3〜4倍の曲げ・圧縮強度を持ち、薄肉・軽量化が可能なため、狭小地での施工や耐薬品性が求められる化学工場等で重宝されています。
さらに注目を集めているのが樹脂製ハンドホールのメリットです。ポリプロピレンやポリエチレン等のプラスチック成形品は、人力で運搬・据え付けができるほど軽量であり、トラッククレーンが進入できない狭あい道路や山間部の基地局工事で圧倒的な作業効率を誇ります。耐腐食性に優れ、錆びや薬品による劣化の心配が少ない点も強みです。