ネット上の投資コミュニティでは「全世界株式(オール・カントリー)ではないから、新興国が含まれていない先進国株式は中途半端ではないか」という議論が頻繁に交わされます。しかし、この言説には構造的な見落としがあります。
全世界株式インデックスにおける新興国(中国、インド、台湾、ブラジル等)の組み入れ比率は、実質的に全体の1割程度に過ぎません。そのわずか1割の新興国株式には、地政学的リスクや為替規制、ガバナンスの不透明さといったコストが内包されています。過去十数年の運用リターンを検証すると、先進国特化型のMSCIコクサイ指数は、新興国株の停滞に足を引っ張られることなく、全世界株式(MSCI ACWI)を上回るパフォーマンスを記録してきた局面が多々見られます。
また、確定拠出年金 外国株式 運用実績 2026年最新の動向として留意すべきは為替感応度です。当ファンドは「為替ヘッジなし」で運用されるため、基準価額は世界的な株価指数の変動と「ドル円・ユーロ円等の為替レート」の掛け算で決まります。急激な円高局面では、現地の株価が上昇していても円換算ベースの基準価額が一時的に目減りする局面が存在します。これはファンド固有の欠陥ではなく、外貨建て資産を無ヘッジで保有するインデックス投信すべてに共通する市場構造です。