萩野目洋子さんの楽曲「ダンシング・ヒーロー」に乗せて披露された「バブリーダンス」は、日本高校ダンス部選手権での準優勝を皮切りに、第59回日本レコード大賞特別賞の受賞やNHK紅白歌合戦への出演など、公立高校の部活動としては異例の社会現象を巻き起こしました。当時のキャプテンを務めていた伊原六花(いはら りっか)さんは、卒業後に本格的な女優・タレントとして芸能界へ進出し、NHK連続テレビ小説への出演や舞台主演を果たすなど、今や国民的実力派女優の階段を駆け上がっています。
一連のムーブメントの立役者となったのが、同校ダンス部OGであり振付師のakane(あかね)コーチです。自身が主宰するダンスカンパニー「アヴァンギャルディ」を米人気オーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』の決勝へ導くなど世界的な舞台で脚光を浴びる一方、母校の登美丘高校ダンス部に対する情熱的な指導哲学は現在もしっかりと後輩たちへ受け継がれています。関係者への取材によると、部活動の現場では「自分たちで細部までこだわり抜く表現力」「挨拶や礼儀を徹底する人間教育」が指導の根幹として根付いており、一過性のブームが去った現在でも全国大会の上位入賞を争うトップランナーとして走り続けています。
「テレビの中の学校」という華やかなイメージ先行から脱却し、現在の登美丘高校は、日々のストイックな練習と学校生活の両立を重んじる、極めて健全かつ活気あふれるスクールライフを取り戻しています。