医療現場のリアルな証言やSNS・知恵袋などに寄せられる体験談を検証すると、「最初は単なる四十肩だと思い込み、整体やマッサージに通い続けていた」という患者が少なくありません。
ある50代男性の手記によると、「半年前から右肩に鈍痛があり、ゴルフの練習による筋肉痛か五十肩だろうと放置していた。ある朝、出勤途中の駅の階段で右肩と背中が締め付けられるように痛み、立ちくらみと冷や汗が出たため救急搬送されたところ、冠動脈の右主幹部が90%狭窄している下壁心筋梗塞の一歩手前だった」と語られています。診察室でも、整形外科でレントゲンを撮影しても異常が見つからず、念のため心電図を測定したことで虚血性心疾患が判明するケースが毎年のように報告されています。
ここで重要な四十肩 五十肩 見分け方の基準は、「関節の動きと痛みが連動しているかどうか」です。
- 四十肩・五十肩(肩関節周囲炎):「腕を後ろに回せない」「シャツに袖を通すときに激痛が走る」「特定の角度で関節が引っかかる」など、肩を動かす動作そのものによって痛みが誘発されます。
- 心臓・内臓疾患の関連痛:肩の関節自体は問題なく動かせることが多く、「椅子に座ってじっとしているのにズキズキ痛む」「歩行や階段昇降など全身運動で肩の奥が締め付けられる」といった特徴を持ちます。