鼻のかみ方で耳を痛める?耳鼻科医が教える正しい手順と子供のコツ

鼻のかみ方で耳を痛める?耳鼻科医が教える正しい手順と子供のコツ

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SNSや育児コミュニティの投稿を検証すると、「2歳になっても鼻をかめず、すすり上げて咳き込んでしまう」「ティッシュを当てると嫌がって暴れる」といった親の悲痛な声が溢れています。子どもの耳管は大人に比べて「短く、太く、水平に近い」という未発達な解剖学的特徴を持っています。そのため、大人が思っている以上に鼻水が耳管へ侵入しやすく、風邪をひくたびに中耳炎を繰り返す子どもが多いのはこの構造的要因によるものです。

さらに深刻なのが「鼻すすり」の常態化です。鼻をかむのが面倒、あるいは出し方が分からないためにズズッとすすり続けると、鼻腔内が強い陰圧(引っ張られる力)になります。この陰圧によって鼓膜が内側にペコペコと引き込まれ、滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)という、痛みを伴わないまま難聴が進行する疾患を引き起こす危険性があります。子どもが鼻をすすっているのを見かけたら、放置せずに適切な排泄を促すアプローチが不可欠です。

佐々木 一輝
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佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。