時代は変わり、2026年の今、当事者たちの活躍の場はナイトカルチャーやテレビだけに留まらない。IT企業の幹部、起業家、行政のコンサルタント、文化人として、多様なフィールドで個性を発揮する人々が増えている。
これに伴い、「ニューハーフ」という言葉をどう捉えるかも当事者によって多様化している。「昭和・平成のエンタメ精神とパイオニアとしての誇りを込めて使う」という者もいれば、「仕事以外の日常ではトランスジェンダーという言葉を好む」という若者もいる。このグラデーションこそが、現在の日本社会におけるジェンダー観の成熟度を映し出している。