オープンキャンパス最大の目玉であり、最もピリリとした緊張感が漂うのが作品講評会だ。自分の作品集(ポートフォリオ)を手にした受験生たちが、教授陣の前で緊張の面持ちでプレゼンテーションを行う。そこにあったのは、おざなりなアドバイスではない。第一線で活躍するクリエイターである教授たちによる、容赦なくも温かい「本気の批評」だ。
「なぜこの色を選んだのか」「君のこの作品に対する『偏愛』はどこにあるのか」。教授陣の問いは、技術の拙さではなく、表現に対する動機の深さに向けられる。アドバイスを受けたある受験生は、「厳しい指摘も受けたが、自分のフェティシズムやこだわりを初めて本気で受け止めてもらえた気がした。絶対にここに入学したい」と興奮気味に語った。