アイコンが持つ記号性は、時にギスギスした摩擦を生む劇薬にもなる。野良マッチングにおいて、あまりに頼りないアイコンや、ふざけ半分に設定されたミーム系アイコンを見た味方が、即座に対戦を放棄してしまう現象は根深い問題だ。
「アイコンだけで味方を判断したくはないけれど、勝率を気にするなら無視できない」。そんな本音がチャットや掲示板に溢れる。ゲーム側が通報システムやペナルティを強化した今でも、画面の向こうの人間を値踏みする道具としてアイコンが機能してしまう皮肉。便利で直感的なビジュアルだからこそ、プレイヤーの選民思想や防衛本能をダイレクトに刺激してしまう側面は否定できない。